最新技術や高性能製品の製造に不可欠な「ばね用ステンレス鋼線」。シンドーではステンレス鋼線を中心に幅広いラインナップを取り揃えております。


ばね用ステンレス鋼線の特徴
- 優れた耐食性:錆びにくく、過酷な環境下でも長寿命
- 高強度と耐疲労性:引っ張りや繰り返しの曲げに強い
- 耐熱性:高温環境でも安定した性能を維持
- 美しい外観:光沢があり、装飾性にも優れる
これらの特性により、ばね用ステンレス鋼線は、屋外用途や医療機器、精密機器に幅広く使用されています。
ばね用ステンレス鋼線の種類
SUS304系
- 汎用ステンレス鋼線:耐食性、加工性、強度のバランスが良い
SUS316系
- 高耐食ステンレス鋼線:海水や薬品環境でも高い耐久性を発揮
SUS631(17-7PH)系
- 析出硬化型ステンレス鋼線:高強度と耐疲労性に優れる
ばね用ステンレス鋼線の選び方
優先点 | 選定基準 |
耐食性重視 | SUS316系ステンレス鋼線 |
コストバランス重視 | SUS304系ステンレス鋼線 |
高強度・高疲労性重視 | SUS631系ステンレス鋼線 |
ばね用ステンレス鋼線の化学成分表
硬鋼線の標準線径と仕様
線径(mm) | 引張強さ(N/mm²) | 線径公差(mm) | 偏径差(mm) | 巻取釜径(mm) | 標準単重(kg) | ||
SWA | SWB | SWC |
ばね用ステンレス鋼線に関するよくある質問(Q&A)
Q1. ばね用ステンレス鋼線はなぜ錆びにくいのですか?
A. ステンレス鋼線にはクロム(Cr)が含まれており、表面に形成される不動態被膜が錆を防ぐためです。
Q2. SUS304とSUS316の違いは何ですか?
A. SUS316にはモリブデン(Mo)が添加されており、SUS304よりも耐食性が高く、特に塩水や薬品環境に強いのが特徴です。
Q3. 高温環境に適したステンレス鋼線はどれですか?
A. 耐熱性に優れたSUS631系(17-7PH)ステンレス鋼線が推奨されます。高温下でも高強度を維持します。
Q4. 医療用途で使用できるばね用ステンレス鋼線はありますか?
A. はい、耐食性・生体適合性に優れるSUS316系ステンレス鋼線が医療機器用に広く使用されています。
Q5. 小ロットでの試作依頼は可能ですか?
A. メーカーや加工業者によっては、小ロット対応可能なところもあります。具体的な仕様に応じて相談が可能です。
