シンドーのワイヤーフォーミング(線材曲げ)加工サービス

株式会社シンドーは、線材の製造からワイヤーフォーミング・溶接などの線材加工まで一貫生産を得意としています。

ワイヤーフォーミング(線材加工)風景
ワイヤーフォーミング(線材加工)風景2
ワイヤーフォーミング(線材加工)風景3

特徴1. ステンレス線材を中心に幅広い材質・サイズに対応

シンドーではSUS製ステンレス鋼線(主にSUS304)を中心に、線径0.3mmから8.0mm程度までの線材加工に対応しています。細径の精密ワイヤーから比較的太い線材までカバーしており、必要に応じて鉄(ピアノ線)やアルミ、真鍮など他の材質での加工も可能です。耐食性や強度が求められるステンレス部品はもちろん、用途に応じた最適な材料選定についてもご相談いただけます。

特徴2. 材料製造から加工・仕上げまで一貫対応

当社の大きな強みは、原材料の製造から曲げ加工、必要に応じた溶接・表面処理まで自社で一貫して対応できる点です。他社に多いように自社で豊富な線材在庫を確保し、在庫があれば即加工を開始、在庫が無い場合でも仕入先ネットワークを活用して迅速に手配するといった体制で短納期対応を実現しています​。お客様に素材手配の手間をかけさせず、ワンストップで製品完成まで請け負うことで、納期管理や品質管理の面でも安心いただけます。​

特徴3. 柔軟な対応力(試作から量産までサポート)

シンドーは特定の製品分野に限定せず多様なニーズに柔軟に対応してきた実績があります。小ロットの試作品製作から量産ロットまで対応可能で、高難度の形状や急なご依頼にもできる限りお応えします。​社内には熟練スタッフと各種専用設備が揃っており、必要に応じて手作業による調整や追加工も組み合わせて、お客様の要求寸法・形状を実現します。「この形状は加工できるか?」といったご相談にも、蓄積したノウハウを基に最適なアプローチをご提案いたします。

線材加工とは

ワイヤーフォーミング(線材加工)とは

線材加工とは、金属などの線状の材料(線材)を、目的に応じた形に加工する工法の総称です。

主に曲げ加工(ワイヤーフォーミング)、切断加工、溶接加工などが含まれた線材に関する加工のことを言います。

ワイヤーフォーミング加工とは

ワイヤーフォーミング加工とは、金属線材(ワイヤー)を「曲げる」ことでさまざまな立体形状の部品や製品を作る加工技術です。ワイヤーフォーミングには主に下記の2種類の手法があります。

■ 2次元曲げ加工(平面曲げ)

X-Y平面上で線材をL字・U字・Z字など単純形状に曲げる加工
CNCワイヤーベンダーで量産され、ばね・フック・留め具などに使われる。

■ 3次元曲げ加工(立体曲げ)

X-Yに加えZ軸方向も含めて立体的に曲げる加工
3Dベンダーを使用し、ワイヤーフレームや複雑形状の部品に対応する。

どちらも使用される材料は、ステンレス線、鉄線、アルミ線、真鍮線などの金属が一般的で、線の直径(線径)は、数ミリ以下の細いものから、数ミリ以上の太いものまで対応できます。

この技術は、単純なフック状から複雑な三次元形状まで、非常に幅広い形に加工できるのが特徴です。シンドーでは2次元から3次元まで変幻自在のワイヤーフォーミング加工を実現しています。

ワイヤーフォーミング(線材加工品)の魅力

1. 高い自由度

  • 材質や線径によって加工条件は変わりますが、工夫次第で多彩な製品を作れます。
  • 単純な「直線→曲げ」だけでなく、複雑な曲線や立体構造にも対応できます

2. 強度と軽量性の両立

  • 板材やパイプ材に比べ、金属線材は軽量ながら強度を確保できるため、部品の軽量化にも適しています。

ワイヤーフォーミング加工品はさまざまな分野で活躍

さまざまな形状に成形されたワイヤーフォーミング加工部品の例(フック形状部品やリング状部品など)。ワイヤーフォーミング加工による線材部品は、私たちの身近な製品から産業分野の機器まで幅広く活躍しています。その用途分野の一部を以下にご紹介します。

● 家電・OA機器:
冷蔵庫やエアコンなどの家電内部の固定用ワイヤー、プリンターなど事務機器内のスプリングやガイド部品、ファンガード(防護ネット)など、電気製品の安全・機能部品として線材加工品が利用されています。特にステンレス製線材は錆びにくいため、長期間の使用に耐える家電部品に適しています。

● 住宅設備・建築分野:
住宅設備機器や建築金物にも線材部品が多数用いられます。例えば照明器具の取り付け金具、浴室やキッチンのラック・棚のワイヤーフレーム、配管固定用のクランプ、手すりや柵の一部などが挙げられます。ステンレス線材で作られたラックや金具は耐久性・耐食性が高く、水回りや屋外での使用にも安心です。

● スポーツ用品・アウトドア製品:
自転車のワイヤーバスケットやボトルケージ、キャンプ用の折りたたみ椅子やテーブルのフレーム、スポーツ器具の一部(ゴルフの練習用ターゲットやバスケットゴールのリングなど)にも線材加工品が使われています。軽量で必要な強度を持つ金属ワイヤー部品は、持ち運びや組み立てが多いアウトドア用品にも適しています。

● DIY・日用雑貨:
日曜大工向けの棚受け金具やフック、ガーデニング用の支柱やフェンス、文具の書類トレイやブックエンド、キッチン用品の鍋敷きや食器ラックなど、私たちの日常生活品にもワイヤー製品は数多く存在します。細かな線材加工技術によって、おしゃれで機能的な雑貨パーツが生み出されています。

● 医療機器・精密部品:
医療分野でもステンレス線材の加工品は重要な役割を果たします。例えば注射器や内視鏡のガイドワイヤー、手術器具の一部、医療用ベッドや車椅子の部品など、安全かつ精密な動きを支える線材部品があります。ステンレスは医療用として適した清潔性・耐薬品性を持つため、当社でも医療機器向け部品の加工相談に対応しています。

● 自動車・乗り物部品:
自動車や鉄道車両には無数の線材加工部品が使われています。エンジンやブレーキ周辺のスプリング、クリップ、ワイヤーハーネスの一部、シートフレームの補強ワイヤー、ドアやボンネットのロック用ワイヤーなど、多岐にわたります。耐熱性や強度が求められる自動車部品向けにも、適切な材質選定と加工技術で対応可能です。

● 店舗什器・産業機器:
ショーケースやディスプレイラックなど店舗用什器のフレームや仕切り、工場設備のガードや治具、物流用のカゴやパレット、さらには農業用の金属ネットや柵に至るまで、線材加工品の活用範囲は産業分野にも広がっています。シンドーではこうした大型什器部品の加工についてもご相談を承ります。

シンドーはこのような幅広い用途に対応できる柔軟な技術基盤を持ち、お客様の業界・製品分野に応じた最適な線材加工品を提供いたします。

ワイヤーフォーミング加工(線材加工)ならシンドーへ

シンドーは、お客様にとって相談しやすいパートナーであることを大切にしています。線材加工のプロフェッショナル集団ではありますが、専門用語や技術知識に不安があるお客様にも安心してご相談いただけるよう、丁寧かつ親身な対応を心掛けています。

図面や仕様が明確に固まっていない段階のご相談でも構いません。「こんなワイヤー部品を作りたいが可能だろうか」「コストや納期はどのくらいかかるか知りたい」など、どんなことでもまずはお問い合わせください。

材料製造から一貫対応できる強みを活かし、コスト面でも無駄のないご提案をさせていただきます。

線材加工の受託先をお探しの際は、ぜひ私たちシンドーにご相談ください。 幅広い業界のニーズに応えてきた実績と柔軟な対応力で、皆様のものづくりを力強くサポートいたします。

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