溶接金網のオーダーメイド加工

「溶接金網を特注で作りたいが、どこに頼めばよいかわからない」「市販品では寸法や材質が合わない」「小ロットで断られてしまった」——そんなお悩みをお持ちの調達・設計担当者の方へ。

株式会社シンドーは、新潟県燕市で1947年に創業した金属加工メーカーです。線材(ワイヤー)の材料調達から、フォーミング・溶接・電解研磨まで社内一貫生産できることが最大の強みです。溶接金網(ワイヤーメッシュ)の特注加工において、ステンレスやチタンなど特殊材への対応力と、試作・小ロットから量産まで柔軟に対応できる体制が、多くのお客様から選ばれる理由です。

溶接金網(ファインメッシュ)とは?

溶接金網とは、金属線(縦線と横線)を直角に配列させ、その交点を電気抵抗溶接(スポット溶接)で一体化した金属製の網状製品です。「ワイヤーメッシュ」とも呼ばれ、JIS G 3551に規定されています。交点を全て溶接しているため網目がずれず、織金網やクリンプ金網と比較して高い強度と寸法精度を誇ります。

製造方法は、縦線と横線をそれぞれ供給し、交点ごとに電極で挟んで電流を流すことで溶融・圧着させます。この工程によって目崩れのない均一な格子構造が生まれ、切断してもほつれないのが大きな特長です。

他の金網との比較

種類製法強度主な特徴主な用途
溶接金網(ワイヤーメッシュ)電気抵抗溶接高い交点固定・目崩れなし・切断可能構造補強・産業設備・ケージ
織金網(平織・綾織)線を織り込む中程度細かい目が可能・フィルター向きフィルター・ふるい
クリンプ金網波型に成形して組む中程度比較的安価・土木工事向き土木・フェンス
ひし形金網線を絡ませる柔軟性あり伸縮性・施工性が高い法面保護・フェンス

JIS G 3551 規格について

溶接金網はJIS G 3551によって材質・線径・目幅などが規格化されています。シンドーでは規格外の特注仕様(任意のピッチ・線径・材質)にも対応しており、お客様のご要望に合わせた製品をご提供します。

材質・線径・ピッチの選び方

溶接金網の仕様は、使用環境や要求される強度・耐食性によって大きく変わります。材質の選定は特に重要で、誤った選択は錆び・強度不足・加工困難といったトラブルの原因になります。シンドーでは材料の専門知識をもとに、お客様の用途に最適な材質・線径・ピッチをご提案します。

主な材質と特徴

材質特徴主な用途
ステンレス鋼線(SUS304)耐食性・強度に優れる。最も汎用的なステンレス。電解研磨仕上げも対応可。食品・医療・産業設備
ステンレス鋼線(SUS316L)SUS304より耐食性が高く塩化物環境に強い。医療・化学工業向き。医療機器・化学設備
チタン線軽量・高強度・生体適合性。難削材だが高機能。シンドーは常時在庫を保有。医療・航空・精密機器
鉄線(一般炭素鋼)コストを抑えた汎用品。亜鉛メッキ処理との組み合わせも可能。建設・土木・コンクリート補強

線径・ピッチの目安

用途推奨線径目安ピッチ
コンクリート補強・建設資材φ3.2〜φ6.0mm50〜150mm
産業用カゴ・バスケットφ2.0〜φ4.0mm20〜50mm
ファンガード・防護カバーφ1.6〜φ3.2mm15〜40mm
食品・医療用洗浄かごφ1.0〜φ2.6mm10〜30mm

※上記はあくまで目安です。用途・荷重・環境条件に応じた最適仕様はお問い合わせください。

溶接金網の主な用途と使われる業界

溶接金網は多岐にわたる産業で活用されています。シンドーの加工実績をもとに主な用途をご紹介します。

産業設備・工場

工場内の設備や部品として広く使われています。シンドーの代表的な納品実績としては、以下のような製品があります。

  • 洗浄かご・バスケット(部品洗浄工程での保護・効率化)
  • ファンガード・防護カバー(回転部の安全保護)
  • 防塵網・機械カバー(異物進入防止)
  • コンベア部品・搬送パーツ
  • フィルター・仕切り材

建設・土木

コンクリート構造物の補強材として国内外で広く使われるほか、土木・景観用途でも活躍します。

  • コンクリートひび割れ防止材・スラブ補強
  • 鉄筋コンクリート工事の補強材料
  • 法面保護・モルタル上塗り補強
  • 安全柵・落下防止ネット
  • 壁面緑化用メッシュ

食品・医療・その他

衛生管理が求められる食品・医療分野や、インテリア・農業分野でも多用されています。

  • 食品工場・厨房用かご・食器かご
  • 医療・製薬設備の部品
  • 動物用ケージ・畜舎設備
  • インテリア・ディスプレイ用途
  • 農業用・鳥獣害対策

溶接金網の特注加工でよくある課題と解決策

お客様から実際に寄せられるお困りごとを、シンドーがどのように解決するかご説明します。

課題①「市販品では寸法・材質・ピッチが合わない」

シンドーでは規格品(JIS G 3551)に縛られない完全オーダーメイドの溶接金網を製作しています。ご指定の線径・ピッチ・外形寸法・材質(SUS304、SUS316L、チタン、鉄など)で対応可能。図面・ポンチ絵・サンプル品をもとにお見積もりいたします。

課題②「小ロット・試作品は断られてしまう」

大量生産専用ラインを持つメーカーでは対応できない小ロット・試作にも、シンドーは柔軟に対応しています。新製品の開発試作から少量の現場対応品まで、まずは1個からご相談ください。量産移行の際もスムーズに対応できます。

課題③「溶接後の仕上げ(電解研磨・面取り)も一括で頼みたい」

シンドーは社内にフォーミング・溶接・電解研磨・面取り・切断加工の設備を保有。外注を挟まず社内で完結させるため、納期短縮と品質のばらつき防止を両立できます。食品・医療用途で求められる鏡面仕上げや衛生対応も対応可能です。

課題④「チタンなどの難削材の溶接金網に対応できる業者がいない」

チタン線は溶接が難しく、対応できる業者は限られています。シンドーはチタンをはじめとした難削材の線材加工に豊富な実績を持ち、φ0.8mm〜φ8.0mmの常時在庫から材料調達→溶接加工まで一貫対応できます。

5. シンドーの溶接金網加工が選ばれる5つの理由

理由① 材料調達から加工・仕上げまで社内一貫生産

ステンレス・チタン線材の調達から、フォーミング・溶接・電解研磨・切断まですべて自社工場で完結。外注ロスをなくし、短納期・均一品質を実現します。「他の加工会社では満足のいく効果が出なかった」という案件も、シンドーの一貫体制なら品質・コスト・納期の三点でご満足いただいています。

理由② ステンレス・チタンなど特殊材への高い対応力

一般的なSUS304に加え、SUS316L・チタン・鉄など、他社が断りがちな特殊材にも対応。φ0.8〜φ8.0mmの常時在庫で迅速な材料調達が可能です。材料の専門知識があるシンドーだからこそ、用途に合った材質の選定もアドバイスできます。

理由③ 試作・小ロットから量産まで柔軟に対応

開発試作の1個から始められ、量産移行もスムーズ。「まずは試作で確認したい」というお客様のニーズに応える体制を整えています。試作→量産の移行時も、同じ担当者・同じ工場で対応するため、品質のブレが起きません。

理由④ フォーミング・溶接・電解研磨のワンストップ

曲げ加工(2D/3Dフォーミング)・切断・面取り・電解研磨・溶接を社内で一貫対応。工程間の外注なしで品質管理が徹底されています。「フィンガガードおよび取付あしの製作、溶接は可能でしょうか」「洗浄かごの特注製作をお願いしたい」といった複合加工のご依頼にも迅速にお応えします。

理由⑤ 燕三条の地で培った1947年からの技術と信頼

「ものづくりの聖地」燕市で創業77年以上。金属加工の伝統と最新設備(CNC 3次元ワイヤーフォーミング・大型酸洗洗浄設備等)を組み合わせた確かな技術基盤があります。OEMやODM、海外調達・生産にも対応可能な、幅広いサービスを提供しています。

ご相談・お見積もりの流れ

図面がない段階でもご相談いただけます。まずはお気軽にお問い合わせください。

STEP内容ポイント
STEP 01 お問い合わせフォーム・電話でご相談。「図面がない」「構想段階」でも問題なし。線径・ピッチ・材質・用途・ロット数をお知らせいただくとスムーズ
STEP 02 仕様確認・見積もりご要望内容をもとに仕様確認とお見積もりをご提示。材質・加工方法のご提案も行います。複数仕様の比較見積もりも承ります
STEP 03 試作・サンプル確認必要に応じて試作品をご提供。実物確認後に仕様を確定いただけます。サンプル送付も可能。量産後のトラブルを防止します
STEP 04 量産・納品承認仕様をもとに量産開始。品質検査を経て納品。継続発注も安定対応。同一担当・同一工場で品質ブレなし

よくあるご質問(FAQ)

Q1. 最小ロット(最低発注数量)はどのくらいですか?

明確な最小ロットは設けておらず、試作・単品からご対応しております。まずはご要望の数量をお知らせください。ロットや仕様によって費用感が変わりますので、お気軽にご相談ください。

Q2. チタン線・難削材の溶接金網は対応できますか?

はい、対応しております。シンドーはチタン線をはじめ、コバール・特殊ステンレス等の難削材の線材加工に実績があります。チタンはφ0.8〜φ8.0mmの常時在庫を保有しており、材料調達〜溶接加工まで一貫してご対応できます。

Q3. 納期の目安を教えてください。

仕様・数量・時期によって異なりますが、試作品は概ね2〜4週間、量産品は4〜8週間程度が目安となります。お急ぎの案件はご相談の上、対応可能な場合もありますのでお知らせください。

Q4. 図面がない段階でも相談できますか?

はい、まったく問題ありません。構想段階のポンチ絵・参考サンプル・口頭でのご説明でも対応可能です。「こんなものを作りたい」という段階から一緒に仕様を詰めていきます。

Q5. 溶接後の仕上げ(電解研磨・面取り)もお願いできますか?

はい、対応しております。電解研磨・面取り・切断加工など後処理も社内で一貫対応できます。食品・医療用途の衛生対応仕上げも承ります。必要な処理内容をご相談ください。

Q6. OEM・ODM対応は可能ですか?

はい、可能です。お客様のブランドでの供給(OEM)や、製品の企画・設計段階からのご提案(ODM)にも対応しております。完成品・組立品としての供給実績もございます。

溶接金網の特注加工、まずはご相談ください

「特殊材で対応できる会社を探している」「小ロットで断られた」「一括で任せたい」

そんなお困りごとに、シンドーの専門スタッフがお答えします。見積もり・相談は無料。図面なし・構想段階からでもOKです。